和名 ハンドウイルカ  
学名 Tursiops truncatus  
英名 Bottle-Nosed Dolrhin  
哺乳網 クジラ目 ハクジラ亜目 マイルカ科  
分布 南緯40度から北緯45度までの熱帯から温帯のほとんどすべての海  
大きさ 24  
生息場所 沿岸〜沖合い  
特徴 尾鰭が水平につくことをのぞけば、姿が魚にそっくりになった哺乳類。イルカの種類はおよそ32種知られており、そのなかでもハンドウイルカが代表的。おもに魚とイカを1日に体重の3分の1ほども食べる。泳ぎがすばやいので獲物にらくにおいつくことができる。クジラと同じく、頭頂部の噴気孔で呼吸する。移動中、およそ2分ごとに水面にでて、短く勢いよく息をはいてから、今度は長めに空気をすった後、ふたたび水中にもぐる。体型はみごとな流線形で、時速30kmのスピードをたもち、瞬間では時速40km以上だすことができる。急激な水圧の変化は多くの動物の体に異常をひきおこすが、イルカの肺はそうした変化に適応して、水深300m以上までもぐることができる。メスで512歳、オスで913歳で性的に成熟する。交尾は春におこなわれ、1112カ月の妊娠期間をへて、1頭の子をうむ。イルカはチチッというクリック音やピーというホイッスル音をたえず発している。クリック音は、噴気孔のすぐ下にある器官から発する、およそ毎秒300回の短い不連続音である。これらの音は物体の反響定位につかわれる。物体からの反響は下顎の後ろ部分でうけとり、下顎の脂肪組織をとおって中耳につたえられる。この反響定位によって、仲間や大きな物体の間をおよぎ、魚やイカや、小エビさえも感知する。ホイッスル音は、喉頭の奥からでる一定の調子の鳴き声である。これらは警告や、性的興奮や、おそらくさまざまな感情をつたえるのにもつかわれる。
撮影場所 パラオ
撮影年月日 1998.2
撮影機種 ニコン F50     24~50mm  f 5.6  ISO100
撮影状況 この写真のイルカはパラオでポイントへの移動中に遭遇した。船がたてる波の前で独特の躍動をみせてくれた。