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JR天王寺駅---堀越神社(熊野第一王子の宮)
   
JR東貝塚駅---貝塚中央小学校---牛神社(石才会館前)---宮池---長谷川ノ坂---南近義神社---貝田町会館(鶴原王子跡)---四角池---南海井原里駅
   
南海堺東駅---境王子跡---方違神社---南海堺東駅
2008年1月20日  曇りのち雨
   
今回は今まで歩いた紀伊路の中で、道に迷ったり、ぼーっとしていて見過ごした箇所をピックアップして、日帰りで3箇所歩いた。午後はみぞれ混じりの寒い一日だった。
早朝、近鉄宇治山田駅を出発。鶴橋9時12分着。大阪環状線に乗り換えて、JR天王寺に9時30分に着いた。ここから堀越神社に立ち寄り、天王寺までもどってJR快速で東岸和田まで、ここで普通列車に乗り換えて次の目的地東貝塚には10時30分過ぎに着いた。
この後、前回は道に迷って府道を通った貝塚中央小学校から地蔵堂交差点までと南近義神社から南海井原里駅までの道に再挑戦。
続いて南海井原里から13時33分発南海本線に乗り、泉大津で区間急行に乗り換え、天下茶屋で降りた。ここで、南海高野線に乗り換えて、堺東駅に着いたころには雨がとうとう降り出した(14:35)。おまけにみぞれ交じり。もう少しと傘をさして、次の目的地、境王子跡に向かった。雨の中住宅地を通って約20分弱で王子ヶ飢公園前にある王子跡に着いた(14:55)。脇には地蔵が祀られていた。早々と写真撮ってこの道をまっすぐ住宅街のなかを進むと方違神社に突き当たった(15:04)。ここを右折して再び南海堺東駅に来た。
15時23分発南海高野線で南海難波に行き、近鉄難波16時05分発の特急で18時56分に近鉄宇治山田駅に着いた。
天候はあまりよくなかったが、とりあえず今日は予定通りのコースを歩いてくることができた。
次回は山中渓から紀伊田辺までを南下する。

 

案内板の説明
  
境王子跡
境王子跡
境王子は鳳王子とともに堺市域にあったとされる熊野九十九王子社の一つです。熊野九十九王子社とは上皇や女院の熊野詣が盛んであった平安時代中期から鎌倉時代中期にかけて、大阪から熊野三山にいたる熊野街道沿いに設けられた熊野権現の末社のことです。
京から熊野へ詣でる人々は、船で淀川を下り大阪窪津王子(現大阪市中央区石町二丁目)の辺りに上陸します。そして陸路熊野街道(西熊野街道)を南下し、坂口、阿倍野などの王子を経て境王子へと至るのです。熊野街道が市内をどのように通っていたのかは定かでありませんが、南下し、大鳥王子、篠田王子(現和泉市)を経て、熊野三山へと向かいます。熊野へ詣でる人々は王子社で休憩して旅の疲れを癒したり、身を清めて遠く熊野を遥拝したのです。また王子は熊野街道の路程表示や駅逓の役割も果たしていました。
江戸時代中期以降、熊野詣の衰退に伴って、王子社の大部分はさびれてしまい、社殿が失われた王子社も少なくありません。境王子も現在ではその瘢痕を留めておりませんが、『堺市史』ではこの王子ヶ飢公園付近を境王子跡に比定しています。
なお碑の建立にあたり、碑の原石は熊野三山のひとつ熊野本宮が所在する和歌山県本宮町より寄贈をうけました。
碑文は堺美術協会会長辻川穆堂氏に揮毫していただきました。

平成4年  堺市教育委員会

    
    

  

   

参考資料
  
近畿日本鉄道 http://www.kintetsu.co.jp/
JR西日本   http://www.westjr.co.jp/
京阪電鉄 http://www.keihan.co.jp/
南海電鉄 http://www.nankai.co.jp/index.html
   
   
近鉄乗車券  宇治山田-鶴橋 1750円
近鉄特急券 宇治山田-鶴橋 1280円
JR乗車券 鶴橋-天王寺 210円
JR乗車券 天王寺-東貝塚 450円
南海電鉄乗車券 井原里-堺東 580円
南海電鉄乗車券 堺東-難波 250円