聖神社 2007.12

  
聖神社は白鳳三年(674年)、天武天皇の勅願によって信太首が創建したと伝えられ、以降延喜式内社、和泉国五社明神の三の宮に列し、「信太明神」の別称でも人々に親しまれている。祭神は素戔鳴尊の孫神「聖大神」を主祭神とし、天照大御神他四柱の神々を配祀している。かつての境内地は信太山丘陵の大半約百万坪を有していた。境内には国指定重要文化財である慶長九年(1604年)再建の聖神社本殿をはじめ、末社の三神社本殿、瀧神社本殿があり、末社平岡神社本殿は大阪府有形文化財に指定されている。
国指定重要文化財
・聖神社本殿(昭和25829日指定)
豊臣秀頼が片桐且元を奉行として再建し、屋根は桧皮葺、桁行三間、梁間三間三間社入母屋造という神社建築様式で、桃山文化の粋を集めた極彩色の装飾が施された壮麗な社殿である  
・末社三神社本殿(昭和50128日指定)
三間社春日造とよばれる全国的にも珍しい建築様式で、屋根は桧皮葺、正面三間、身舎側面二間の前面に一間通りの庇を設け、極彩色が施されている。元は東南部の神護寺「奥の院」に鎮座していたが、明治六年に現在地へ遷座した。
・末社瀧神社本殿(昭和52128日指定)
三神社の北側に隣接、鎮座する社殿で、屋根は桧皮葺、正面一間、身舎側面一間の一間社春日造である。

平成19331  和泉市教育委員会

掲示板説明より