壇上伽藍 不動堂
  
案内板から
国宝 不動堂
言い伝えによれば建久8年(1197)鳥羽天皇の皇女院の御願により行勝上人がこの堂を建てたということである。鎌倉時代の和様建築であって、それ以前の住宅建築の様式を仏堂建築に応用したものである。正確な建築年代は不明であるが、仏壇の勾欄や羽目板の格狭間の形などから、鎌倉時代後期と考えられる。内陣の後に仏壇があり、来迎柱の間に板壁をつける。屋根の勾配のゆるい桧皮葺で、平安時代の寝殿造の面影をのこす。