徳川秀忠霊屋
  
徳川家霊台は一の橋から奥の院に連なる参道の墓石から離れた場所にある。
この霊廟は家康と秀忠の御霊をまつるため徳川三代将軍家光によって創建された。着工から10年以上の歳月が費やされたいわれている。
左右同じ二棟の建築物からなり、向かって右が家康霊屋、左が秀忠霊屋。細部にいたるまで彫刻や飾金具など技法をこらした装飾が施されている。家康霊屋、秀忠霊屋ともに三間四方の一重宝形造で、江戸時代の代表的霊廟建築として重要文化財に指定されている。周囲には縁と匂欄がめぐり、正面向拝は唐破風、銅瓦葺の屋根には露盤を頂き、内部には壁面、天井、厨子にいたるまで金銀蒔絵・極彩色飾金具などで華やかに飾られている。

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