波田須の道 2004.11
ここに残る石畳は一つ一つが重厚で大きく、敷き方も豪快で鎌倉期のものといわれる。伊勢街道では一番古いもので、江戸期のものとははっきり区別できる。雨量が多いこの地方では、石材に恵まれていることもあって、道路保護のために多くの石畳道が造られた。所々に土砂流出を防ぐために「洗い越し」と呼ばれる雨水を流すための道路側溝も作られている。これら石畳、洗い越し、猪垣、猪落とし等は古道に関する貴重な歴史的文化遺産となっている。