浜街道北  2005.09.19 快晴
まだ残暑厳しい9月の休日に浜街道北コースに出かけた。高低差はないが、北コース(熊野駅〜阿田和駅 全長12.2km)は七里御浜沿いに歩く長いコースだ。

今回は長女と孫2人とともに車で出かけた。孫は2歳と3歳でまだ古道を歩くのは無理なので、私一人での古道歩きとなる。朝7時半に自宅を出て、休憩をしながら、 熊野市 獅子岩に着いたのは10時過ぎ。古道を歩き始めたのは10時20分。いつもの木の杖を今日はゴルフ用のUVカットの日傘に持ちかえて歩き始めた。大きな砂利石のゴロゴロ転がる海岸を歩くのは思ったより体力を使う。まるで筋肉トレーニングのようだ。10分も歩くと汗びっしょり。それでも海からの潮風とキラキラ輝く波に励まされ、花の窟を海岸から右手に見ながら進んだ。自分が踏みしめる砂利の音と波の音だけの世界。しかし30分も進むと足が重くなり、いつしか堤防の上を歩いていた。人間楽に行ける方法が目の前にあると、誘惑には勝てない。数十m西側には国道42号線が海岸線に平行して走っていて、この堤防との間には防風林がある。最初は潮風に吹かれながら、写真を撮り、のんびりしていたが、しだいにジリジリ日差しが強くなり、喉はカラカラ。日傘を持ってきて大正解。堤防で少し休みがてら、娘の作ってくれたおにぎりを食べた。 熊野市 を出たときは海岸に数人の人がでていたが、ここまで来ると海岸には誰一人いない。真っ青な海、きらきら輝く波間、浜に打ち寄せる白波、白い砂浜(遠くからみるとそう見えるが実はごろごろ石)そして時々鳶がすーっと通り過ぎていく。しばしタイムスリップしたような気分だ。この堤防も途中でとぎれ、また海岸を歩き、そして志原川を渡るところでは、一度国道に迂回し、それから再び海岸沿いの堤防にもどった。志原川と市木川の間ではパラソルの下で釣りをしている人が数人。市木川を渡る手前で再び国道に出た。市木の一里塚から南には堤防ができていないので国道を歩き、 御浜町 役場のまえにある熊野詣 禊信仰の場と書いてある石仏がたくさん並んでいる場所に立ち寄り、ここを過ぎ少し行くと七里御浜松原遊歩道の入口が見えたので、国道から離れこの遊歩道を行った。20分ほどで、今日の到着地 道の駅パーク七里御浜に着いた。