始神峠   20041123日 快晴
 
雲一つない秋晴れ、母と二人で一昨日に続き熊野古道へ出かけた。伊勢を8時15分に出発し、42号線を南下し、途中休憩しながら宮川第二発電所近くの広場に車を止めたのは9時35分。この広場は駐車スペースも十分あり、りっぱなトイレ、東屋もある。周辺には桜の木があり、桜の季節ならさぞきれいだろうな〜。
発電所裏の道から江戸道を登り始めたのは10時ごろ。山間の道を進むとやがて杉林の中の急な坂道に入る。でも上り始めて40分ぐらいで峠に着くのでそれほど苦にならない。標高147mの頂上にはベンチや看板があり、ここから紀伊長島とその向こうに広がる海が見渡せる。ここから見る日の出はいいらしい。峠でゆっくりして、今度は明治道をもどり、車まで行こうとしたが、方向を間違い、宮谷池の方へ降りてしまった。江戸道は途中から急な坂を下って国道42号線へと行くのだが、上から見ても急でえらそうだったので、明治道に入り、比較的なだらかな道幅の広い明治道をすすんだ。ここは広葉樹の林の中を進み、その途中では周辺の山々の眺めがいい。峠を出て50分ぐらいで宮谷池を越えたトイレまで行った(12時)。この隣の民家で休憩させてもらいコーヒーまでご馳走になった。ここから馬瀬のバス停まで10分。尾鷲長島線、馬瀬バス停12時48分発で発電所前まで行った。
 
始神峠は紀伊長島町と海山町の境にある。宮川第二発電所の裏から登る江戸道と国道をはさんだ北側から登る明治道があり、この二つの道は峠で合流する。峠からの眺めは紀伊の松島ともいわれ、眼下には洋々たる美しい海が見れる。