仏坂 かつら松跡
   
   
かつら松跡 説明板から
江戸時代に仏坂のここにあったかつら松という松は、かなり有名だったようで、元禄2年(1689)の「紀南郷導記」には「かつら松の坂」、寛政年間の「熊野巡覧記」には「峠に桂松有り」としている。また、「熊野街道沿村取調私記」では「かつら松、一里塚松の内」と記していて、かつら松が一里塚の松であったことが知られる。ここの一里塚は、和歌山から25里(百キロ)の地点にあたる。