仏坂 入谷不動尊
   
   
入谷不動尊 説明板から
いつの頃からかここにまつられている不動尊である。石像には、「願主周参見浦 明治38年(1905)6月吉日」と刻まれているが、台座石には「文久二戌(1862)三月」とあり、不動尊が風雨によって摩滅しては取り変えられ、いまのは何代目かであろうと思われる。もとは露天にさらされていたが、戦後地元入谷の人たちによって祠がつくられた。不動尊は修献道では重視されていたのであり、大辺路が、山伏にとって由緒のある街道であったことを物語るものであろうか。