清姫の墓
真砂橋のふもとにあります。
   
伝説 清姫生誕の地 案内板から
江戸時代にはいり、歌舞伎や狂言で日本中にその名を知られるようになった、安珍・清姫物語の女主人公「清姫」の出生地として知られる、ここ中辺路町「真砂の里」は、昔から清姫の墓や清姫ゆかりの板碑等が祀られていて、今でも大勢の参詣客が訪れています。大正時代までは、ここから三百メートル上流の、富田川左岸の森に「清姫の墓」が祀られていましたが、国道の拡張工事に伴い現在地に移されました。また、清姫はこの森の下の淵で、夏になると丈なす黒髪をなびかせながら泳いでいたと伝えられ、いつのころからか「清姫淵」と呼ばれるようになりました。そして、この地から六百メートル北方に清姫の父、庄司清重が、清姫と共に住んでいた庄司屋敷の跡が残っている他、色々な伝説や、遺跡が残っています。