芳養王子社(大神社)  2008.4
   
熊野三山参詣街道に祭祀された九十九王子社の一社、當芳養王子社は建仁元年(1201)10月12日、後鳥羽上皇が熊野参拝の途次、当社に奉幣の使を派遣したこと『御幸記』に見え由緒は古い。爾後、下芳養荘の産土神として当地方の敬信を永く集めていたことも紀伊続風土記に記されている。明治4年の神社合祀により現在の大神社として合祀され今日に至っている。田辺市内の五王子社跡の一つとして有名な遺跡である。

   案内板説明より