祓戸王子跡  2008.2
   
古道を北から熊野方面に進み、海南を過ぎて熊野一の鳥居から左折し、案内板のあるところを山道に入っていくと道の両側でいくつもの石碑が迎えてくれる。この地蔵石碑に導かれていくと祓戸王子跡の石碑がある。
   
ここ祓戸王子は、熊野本宮大社の手前にも「祓戸王子」があるように、熊野への入口として垢離をとって、心身を清める場所でした。当時は、藤白神社の大楠、藤白坂の筆捨松や藤白峠が一望できるひとつのポイントであったといわれています。祓戸王子の下の三叉路は、熊野古道と近世の熊野街道の交差するところで、熊野一の鳥居跡を記す石碑があり、そこから「祓戸王子」への登り道があったといわれています。

案内板説明より