藤白王子社(現藤代神社)  2008.2
   
この藤白王子社(現藤代神社)は平安時代から盛んに行われた熊野詣での礼拝所で、熊野九十九王子のうち五躰王子の一つとして特に格式の高かった神社である。中世の熊野御幸の際には当社を御宿泊とせられ、法楽のために御歌会、相撲会等が催された。特に藤原定家の「熊野御幸記」に記載されている建仁元年(1201年)に後鳥羽上皇が催された藤白王子和歌会が有名で、その時の「熊野懐紙」御宸翰は国宝となっている。

案内板説明より