花の窟
 
伊弉冉尊(イザナミノミコト)
 
日本書紀によると、皇室の祖先とされる天照大神の母神である伊弉冉尊(イザナミノミコト)は、火の神、軻遇突智神(カグツチノカミ)を生んだとき、火傷を負って死に、この地に葬られた。尊の魂を祀るため、とちの人々は花が咲く季節に花を飾り、のぼりや幡旗をたて、笛太鼓を鳴らし、歌い踊って祭りを行うとされている。このことから「花の窟」と名前がついた。