鷲尾---馬瀬---大田沼---鳥先---二ノ場---上里---中里---新田---中新田---相賀---道の駅海山  2006426日 曇り
今回は始神峠を越えてから馬越峠の登り口までを旧街道と国道42号線の町中を歩くのが目的だ。
午後から伊勢を出て(12:55)、車で伊勢自動車道、紀勢自動車道、国道42号線を通り紀北町の道の駅海山まで行きここに車を止めた(14:10)。歩いて鷲尾バス停まで行き(写真)、14時36分発のバスで馬瀬まで行った。ここは始神峠に以前来たとき帰りにバスに乗った場所だ。馬瀬から南に向かって歩き始めたのは14時59分。国道からすぐ左斜めに馬瀬の集落に入った(写真)。すぐ集落を過ぎて、大田沼の田んぼの中の道をJRに沿って歩いていくと(写真)鳥先で一度42号線を横切る(写真)。二ノ場の集落を通り、上里小学校(写真)の所で再び国道に出た。少し国道を歩き大河内川にかかる船津橋(写真)を渡ったところで国道を左折して、上里に入った。庄次屋(写真)という熊野古道の休憩所も兼ねた家があり(15:29)、玄関先の庭に休むところがあるので、疲れたらここで一服。上里を過ぎて又国道を歩く。JR船津駅の標識のある交差点を左折して、駅前を通り(写真)、線路沿いに歩くと又国道42号線を横切って、今度は中里に入った(15:55)。少し行くと八重垣神社があり、鳥居の奥に階段が続き(写真)、社のさらに奥に小さな社が又ある(写真)。誰もいなくて奥のほうは少し荒れ果てた感じだった。中里の旧道は比較的道幅も広く、立派なお屋敷もあった。洋館風でどんな人が住んでいるのだろうと興味をかきたてられた。そのとなりには海山郷土資料館があり(写真)、前庭にはもう藤が咲いていた。中に入って昔の道具や生活用品を見たが(写真)、後で資料をみると隣の洋館(松永家)の別邸として建てられたものだが、後に寄贈され、現在資料館をして使われているらしい。
往古橋を渡ったところは中々雰囲気のいい町が続いていた(写真)。ここできれいな和菓子屋(新甘堂)があったので、入ってお土産に桜餅と柏餅を買った。中里を出て一度国道を歩き、次は中新田に入った(16:39)。中新田には古い家も残っていた。そして中新田を過ぎて国道を又少し歩き、今度は船津の旧道に入った。船津小学校の横を通り(写真)、又国道に出た。お魚ランド海山(写真)、旧尾鷲ドライブイン跡を過ぎて、しばらく国道を歩いた。相賀新町のバス停で斜め左に入り、相賀の町中を通った(17:21) (写真)。ここには相賀神社、雲祥寺、真興寺などの見所もある。相賀から国道に出て銚子橋を渡り(写真)、このまま42号線を道の駅海山まで歩いた。道の駅に着いたのは17時53分だった(写真)
今回馬瀬から鷲尾まで旧道と国道を入ったり出たりしながら歩いたが、その要所要所に必ず古道道標があり、迷うことがなかった。紀北町役場 産業振興会が発行している熊野古道まちなかマップには非常にわかりやすく道案内が出ているのでぜひ参考にするといいでしょう。(TEL 0597-32-1111 http://www.town.mie-kihoku.lg.jp/)
今度は銚子川を渡ったら国道を横切り、種まき権兵衛の里、鷲下旅籠跡、鷲毛の発掘石畳を訪ねるのもいいだろう。