三木峠・羽後峠 2005.05.29 曇り

三木里、賀田の2つの集落を結ぶ約5.7kmのコース。賀田湾の景色を眼下に国道311号線と平行して歩く眺めのいい古道。

2005.5.29(日)、夫と二人で朝640分に伊勢の自宅を出発。伊勢自動車道を勢和多気ICから出て、国道42号線を南下。尾鷲を過ぎ、九鬼方面へ左折し、国道311号線を通って、三木里に出た。道路も空いていて途中トイレ休憩も入れて約2時間で三木里JR駅に到着。ここに車を止めて、923発のJRで賀田まで行った(935到着)。前回同様ワンマンカー、料金は一人190。賀田の集落で道を間違えて、羽後峠登り口に着いたのは952分。少し行くと賀田羽根の五輪塔(956)。道端にある小さな塔で、説明の立て看板がなければ、見逃してしまいそう。舗装した一般道を数回横断し、山道に入ると見事な猪垣が続いている。当地方最長の猪垣だそうだ。約500mにわたり残されているとのこと。石畳の残るやや急な階段状の古道を行くとやがて羽後峠(標高150m)の標識に着く(1022)。石畳を下り、一度国道311号線に出て、又すぐ古道に入る。ここから又山道を登り、三木峠(標高122m)に着いたのは1121分。ここから数分で展望所にいくと、美しい賀田湾を眺めることができる。あいにくの曇り空だったが、汗びっしょりの頬をなでる風が心地よい。再び石畳の残る道を下り、三木峠登り口(国道311号との交差地点)に出たのは1149分。再び山に入り、自然林の残るヨコネ道を行った。こちらはなだらかなハイキングコースかと思って、入っていったら、これも古道に劣らず結構急な道だった。ヨコネ道を降りたのは1214分。国道を通り、途中さんさ茶屋で休憩して、三木里の駅についたのは13時少し前だった。今回はJRの都合で賀田発、三木里着のコースをとった。三木峠、羽後峠を越え、三木里から賀田にいたるこの峠道は 尾鷲市 に残る峠道の中でも傾斜の緩やかな道だったので、前回八鬼山越えを経験していたので、きっと楽勝だろうと思っていたが、そこはやはり熊野古道。汗びっしょり、なかなかどうして大変でした。