矢倉観音堂
 
この観音堂は、昭和30年(1955)に建て替えたもので、堂内の中央に如意輪観音菩薩座像、左に地蔵菩薩立像、右に観音菩薩らしき三体の石仏像が安置されている。如意輪観音菩薩座像は見るからに新しいが、台石は別時代のもので、「大阪天満市場山家屋彌兵衛」と刻まれている。また、左の地蔵菩薩立像には、享保10年(1725)の銘が見られる。耳を患う人が願をかけ、地蔵さんの頭を撫でると治るといわれている。観音堂では、旧正月1月18日に地元集落(矢倉等)でお祭りをしている。