茜社 2005.12 |
茜社 |
所在 伊勢市豊川町274番地 |
主祭神 天牟羅雲命御玉(あめのむらくものみことのみたま) |
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) |
ほかにえびす命・菅原道眞などを合祀 |
山田産土神八社の一つ |
宝物 獅子頭1個 太刀2口 |
外宮神苑、勾玉池のほとりのこの地は、上古「赤畝」と呼ばれた土地。古くこの地に鎮座した本社は「赤畝の社」と呼ばれ、外宮の摂社であったものと推定されます。創祀は不詳ですが、十四世紀ごろの記録(豊受大神宮祢宜補任次第)がそれを語っています。 |
しかしやがて本社は歴史の流れの中で荒廃し、室町時代に至って土地の人々の産土神としてよみがえります。かつての赤畝の社はなまって「あこね」となります。「茜」の字が当てられたのは明治初期です。 |
以来あこねさんは域内の茜稲荷や茜天神とともに土地の人々(産子)の願いを聞いてきました。五穀豊饒、商売繁盛、家内安全、学業成就など。 |
本社は山田産土神の一つであり、また神宮御遷宮のたびにその残材の払い下げをうけて、神宮にならって御遷宮をしてきたのは、上のような歴史によるものです。 |