熊野古道 荷坂峠 2004.10.17 晴れ
江戸時代初期に徳川頼宣が入国して以来、紀州への玄関口として正式ルートになった。それまでは「伊勢の国」と「紀伊の国」の境はツヅラト峠だった。現在も国道42号線、JR紀勢線ともにこの荷坂峠を通っている。
先週に続き、母と二人で熊野古道荷坂峠に行った。国道42号線を南下、荷坂トンネル手前の駐車スペースに車を止め、トンネルのすぐ脇の道を入ると250mで荷坂峠に着く。ここから狭い道を桧林のなかへ下っていくと、やがて広葉樹の中の道へと入っていく。眼下に旧国鉄の陸橋を見、入口から15分くらいで沖見平の入口に着く。50mほどわき道にそれると、眼下に熊野灘が見える見晴台につく。ここから長八茶屋跡をすぎ、紀伊長島よりの登り口方面へ向かった。広葉樹の林のなかを行くが、途中23ヶ所短いが急な坂があるが、あとはなだらかで、ゆっくり楽しみながら行ける。山のすその方に近づくと羊歯が覆い茂る道になる。紀伊長島よりの登り口300mぐらいのところで引き返した。帰りは登りだが、それほど急でないので、よかった。1時間弱で国道42号線荷坂トンネル横登り口まで来た。