大雲取越 
  
円座石
「わろうだ」とは、わら・すげ・いぐさなどをうずまき状にに丸く平たく編んだ「ざぶとん」のような敷物のことです。この巨石の表面の紋様をそれに見たたて名づけたものなのでしょう。
熊野の神々がそれに座って、お茶を飲んだり、色々の相談ごとをしたのだと伝えます。正面の梵字は、向かって右から
 あみだ仏  本宮熊野坐大社の本地仏
 やくし仏   新宮速玉大社の本地仏
 かんのん仏 熊野那智大社の本地仏
制作年代は不詳ですが、多分旅の修験者の手によるものと思います。

案内板より