浜の宮王子

浜の宮王子は熊野三所大神社の一つで、熊野詣の人たちが潮垢離(海水を浴びて身を浄める)をして熊野権現を遥拝し、休憩、あるいは宿泊していた所である。境内は470坪、杉や楠の古木が森を作り、風格ある神社である。境内の左手に「神武天皇頓宮跡」と刻まれた石碑があり、神武天皇神話の「熊野神邑」への上陸地がここであることを示している。社殿の側には神武天皇の熊野入りに抵抗した土地の豪族、丹敷戸畔もお祀りしている。