補陀洛山寺

補陀洛山寺は仁徳天皇の御代(313399)に印度より裸形上人が熊野灘に漂流し開かれたという天台宗のお寺である。熊野の浜は遠く黄泉の国へ通ずるという海上信仰があり、この地は補陀洛渡海の地として知られていた。補陀洛山寺は補陀洛信仰の根本道場であり、浜の宮は渡海のための船出、とも網を解く所、出帆する場所であり、寺はその儀式を行うところであった。
補陀洛山寺は世界遺産に登録されている。