青岸渡寺

那智山青岸渡寺は西国三十三所の第一番札所として知られ、古くは如意輪堂と呼ばれていた。印度より裸形上人ら7人が熊野浦に漂着、裸形上人だけが残り、熊野各地で修行していた。那智の滝で滝修行をした折、20cm余の観音像を見つけ、これを草庵に安置したことがお寺の開山といわれている。現在の建物は、天正18年豊臣秀吉によって創建されたものである。