曽根次郎坂・太郎坂  2004.09
供養碑
平安時代から参詣の道として多くの人が通った熊野古道には目的地に着くまでに力尽きて行き倒れになる人も多く、各所に供養のための墓碑が建てられている。この墓碑には「大嶋浦 浜屋又次郎卒石松 行年十七歳 弾山道的信士文政三辰二月二九日」と刻まれている。文政三年(1820年)にこの急坂で命が尽きた十七才の少年の供養の碑である。