2006.04.29  曇り
JR新鹿駅---逢神坂峠新鹿側登り口---新鹿---東波田須---波田須小学校前
二木島峠登り口----曽根次郎坂太郎坂二木島側登り口---JR二木島駅   
JR賀田駅---曽根次郎坂太郎坂賀田側登り口---JR賀田駅  
始神峠さくら広場---JR三野瀬駅---始神峠さくら広場
賀田から波田須まで峠は歩いたが、その間のつなぎの道を歩いてなかったので、今日はまとめてそれらの道を歩こうと、朝早く伊勢を出発した。自家用車、JR、バスを組み合わせ、事前にインターネットで時間を組んで、数ヶ所を歩いた。ネットで調べなければ、とてもこんな計画はたてられなかっただろう。便利な世の中になったものだ。
伊勢から伊勢自動車道、紀勢自動車道、国道42号線を通って、尾鷲を過ぎてから左折、県道70号線(賀田港中山線)を進み、JR賀田駅に着いた(9:02)。JR賀田駅から逢神坂峠新鹿側登り口まで歩き、ここでUターンして新鹿を通り、東波田須、波田須の道と歩いた。波田須小学校前から定刻より4分遅れ11時40分にバスに乗って二木島方面に向かった。
三交バス潮風かおる熊野古道線で二木島峠登り口まで来て(12:09)、ここから二木島漁港に向かって歩き始めた。最初は国道311号線を歩いていったが、すぐに右手に急な階段があり、古道の標識があった(12:13)。「えっこんな急な階段を下りるの?」というぐらい、真下におりて行く階段だった。なんだか汚い空家の横を通って、二木島の漁村には12時20分に着いた。漁村の家々はこの急斜面にへばりつくように建っていた。他の漁村もそうであるが、こんなところに住んでいたら、年をとったら大変だろうと思う。
二木島の漁村を少し歩き、村を流れている川の上流の方の橋を渡って、道端の道標に従い、急な坂道を曽根次郎坂太郎坂二木島側登り口に向かって登り始めた(写真) (12:22)。この道も急で息が切れる。石畳の道で、木々がうっそうと茂り、すぐ近くに村が見えるのに何か違った雰囲気がする(写真)。突然木の間でゴソゴソ。「まさか猪ではないだろう。」ちょっと一抹の不安を覚えながら道を進んだ。すると腰がほぼ直角に曲がっている老婆に出会った。「なんだこの人か。」と思い声をかけると、皺が刻み込まれた顔をこちらに向け、「ウサギがさっきからこのあたりをゴソゴソしちょる。」と。ほっとして先を進むと、木がしなり、又ゴソゴソ。今度はこの正体をはっきり見た。猿だ。猿が木から木へと渡り歩いているのだ。猪よりはいいけれど目を合わせないように足早に通り過ぎた。急な坂を登ると向こうに国道311号線、眼下には二木島港と海が見渡せた(写真)。国道311号線対側には以前登った曽根次郎坂太郎坂の登り口が見えた(写真) (12:31)。ここからUターンして、再び二木島港へ向かい階段の坂道を下りた。途中で又あの老婆に出会ったので、「二木島に降りるのはどちらの道が楽ですか?」と尋ねると、「そりゃこっちの道だよ」とさっき来た道ではない方を指差してくれたので、迷わす行きとは違う道を選んだ(写真)。勾配はあまり変わらないが、簡易舗装してあり、手すりを付いているので行きよりはるかに楽だった(写真)。それにしてもあの老婆、こんな急な坂を毎日昇り降りしているのだろうか。大変だあ。坂道の両側に並ぶ家々衣の間を通り、二木島港に着いたのは12時41分だった(写真)。ここで一休憩してJR二木島駅13時16分発の列車で(写真)賀田駅まで行った。
JR賀田駅には13時21分に着いた(180円)。ここから曽根次郎坂太郎坂賀田側の登り口まで往復歩いた。
そして最後の目的地始神峠さくら広場(宮川第二発電所近く)、JR三野瀬駅間を往復してここから一路伊勢に向かった。

    

今回の行程表

伊勢 ---- JR賀田駅 ---- JR新鹿駅 ---- 逢神坂峠新鹿側登り口 ----
JR 徒歩 徒歩
   
新鹿 ---- 東波田須 ---- 波田須小学校前 ---- 二木島峠登り口 ----
徒歩 徒歩 バス 徒歩
二木島漁港 ---- 曽根次郎坂太郎坂二木島側登り口 ---- JR二木島駅 ---- JR賀田駅 ----
徒歩 徒歩 JR
   
始神峠さくら広場 ------ JR三野瀬駅 ------ 始神峠さくら広場 ------ 伊勢
徒歩 徒歩