柏野---梅ヶ谷   2006年2月25日 曇り
午後から柏野から梅ヶ谷に向かって歩いた。
この道は大内山川沿いに点在する集落をとおり、ツヅラト峠登り口の梅ヶ谷まで行く。不動野橋から江尻橋までは地道の古道を歩いていく。
午前11時30分過ぎ伊勢を出発して伊勢自動車道を勢和多気インターで降り、国道42号線を南下。JR梅ヶ谷駅に到着したのは12時40分頃(写真)。駅前には公園があり、車も数台止められ、きれいなトイレもあった。12時52分の三交南紀特急バスに乗って、一昨日歩いてきた柏野まで行く予定だったので、急いで国道に出てバス停まで行った(写真)。予定時刻より2分遅れでバスは到着し、柏野には13時8分着((写真)。料金500円。
ここから陸橋を渡り、柏野の集落に入った。少し行くと集落の南に境内には大きな杉の木がある寛蔵寺というりっぱなお寺があった。柏野は旅籠があった集落で、旧街道の面影を残す町並みがまだ所々に残っていた。
柏野を過ぎて一旦国道42号線に出て南へ進んだ(13時18分)。近畿自然歩道の標識があるので、これに沿って進めばいいのだろう。大紀町役場柏崎出張所方面と書いてある信号を右折し(写真)(13時50分)、紀勢大橋を渡って(写真)再び集落に入った。
橋を渡ったところにトイレと小さな広場があり、ここでコンビニで買ったおにぎりを1個食べた。大内山川沿いには桜並木があり(写真)、満開ならさぞやきれいだろう。ただしこのあたりに駐車はできそうにないので、JR伊勢柏崎駅に止めて歩いたほうが安心だろう。JRの踏切を渡り、左手にJR伊勢柏崎駅(写真) (14時5分)、右手に大紀町役場柏崎出張所(写真) (14時8分)。この役場前には大きな枝垂れ桜があり、これも咲いているときに一見の価値あり。そのすぐ横には大蓮寺という寺があった。曹洞宗の寺で梅花百観音第三十番霊場、花の寺と案内があった。高台には花木園があり、季節には雪柳、つつじ、エビネ、百日紅(サルスベリ)が見られるらしい。再び踏切を渡り、大内山川沿いに「崎」の集落を進んだ。紀勢自動車道の工事中で、山肌が削られ、ダンプカーが行きかっていた(写真)。高架が見えて、新宮前橋という橋を渡ると国道に出る(14時32分)。田んぼの中の道が近畿自然歩道と書いてあったが、心配だったので、ここで国道に出てしまった(写真)
国道42号線をしばらく行くと右手に板津橋という小さな橋があった(写真) 14時41分。先ほどの田んぼ道をくるとここに出るらしい。大内山に入ってすぐ斜め左に脇道入った(14時51分) (写真)。ここにも近畿自然歩道の標識があるのでわかりやすい。
なにか家畜、豚?をたくさん買っているらしくにおいのする建物の前をあわてて通り過ぎ、集落に入っていった。途中で家並みに行く道と大内山川の堤防沿いに行く道に分かれていた(写真)。ここでも近畿自然歩道の標識が堤防沿いに行く方をさしていたにもかかわらず、本当に道が続いているのか、行き止まりではないのか心配で、家並みの間を通る道を選んだ。この集落(駒の集落?)を出て、国道にきたのは14時54分。今日出る時は青空が見えていたのに、歩き始めたときは曇り空、この時間になり、だんだん雲行きが怪しくなり、もし降ってきたらどうしようと思いつつ、先を急いだ。
国道を少し行くと右の田んぼの中に国昌寺というお寺があった(14時57分)。国道沿いに大きな碑があるのですぐわかる(写真)。すばらく車がビュンビュン通る国道42号線を歩き、新不動野橋に来た。確かこのあたりに大内山の一里塚があるはず。橋から下をみるとそれらしきものがある。一旦橋を渡り、横にある古い不動野橋を渡った(写真) 15時18分。この橋のたもとに近畿自然歩道の標識があった。とすると先ほどの集落から堤防沿いの道を来るとここにでたのだろうか。ここにつながっているとしたら、自然歩道を来る方が絶対お勧め。でも確信がないので、確かめてからのほうがいいでしょう。
ここ不動野橋から江尻橋までは地道の古道を通っていった。江尻橋の手前が一部簡易舗装の道。古道の入口に大内山の一里塚があり(15時18分)、その横にはトイレもあった。近畿自然歩道の標識もあるので迷うことはなかった(写真)一里塚には松が植えられていたが、一代目の松は樹齢400年にも及び、老枯のため昭和57年に二代目の幼木を植え替えたとのこと。古道は狭いがよく整備されていて、迷うこともなく、歩きやすかった。所々に石畳の名残のようなところ、猪垣らしきところもあった。右手には杉林の間から川の流れが見えた。この古道もすぐ終わり(15時35分) (写真)、田んぼの中を大内山川沿いに歩いていった。堤には桜並木があった。突き当たりの大内山農協の横には立派な桜の木があった(写真)。この桜も咲いたらさぞやきれいでしょう。やがて国道42号線江尻橋南の信号に出た(写真) (15時47分)。ここにも近畿自然歩道の標識があった。
国道を横切り、大内山の集落に入った。JR大内山駅(写真)、中組常夜燈(写真)、旧大内山村役場(写真)を過ぎ、16時5分ごろ再び国道に出た。大内山村は市町村合併のため、平成17年閉村となった。又この地域は牛乳で有名なところで、牛乳風呂に入れる施設もありと聞いている。いつかそのうちに来ようとずーっと思っているが、今だにまだ牛乳風呂には入ったことはない。肌がきれいになるのかな。
国道沿いには大内山小学校(写真)、大内山中学校(写真)があった。小学校を過ぎて伊良野橋を渡り、脇道を行きかけたが、土地の人の聞いたら、行き止まりとのこと。引き返して又国道を歩いた。国道の脇道には祠があった。歩いてみると、こんなところにもと思うほど、あちこちに祠、地蔵があって驚いた。梅ヶ谷の交差点に16時42分に着いた(写真)。右折して踏み切りを渡り、すぐを左折。JR梅ヶ谷駅前の公園まで無事到着(16時48分)。
もうあたりは薄暗かったが、せっかく来たので、となりにある八柱神社にも行った。梅、桜もあり、咲いたらきれいだろう。
梅ヶ谷駅を17時12分に出て、自宅に着いたのは18時19分。