八軒家船着場の跡
京阪天満橋駅西側の道向かい、昆布処永田屋本店の横にある。 
   
熊野街道はこのあたり(渡辺津 窪津)を起点にして熊野三山に至る道である。京から淀川を船で下り、この地で上陸。上町台地の西側背梁にあたる御祓筋を通行したものと考えられ平安時代中期から鎌倉時代にかけては「蟻の熊野詣」といわれる情景が続いた。また江戸時代には京 大阪間を結ぶ三十石船で賑い八軒の船宿があったことから「八軒屋」の地名が生まれたという。