朝日神明社跡(坂口王子伝承地)
御祓い筋を、南に行くと、北大江、中大江、南大江と公園が3つ続く。そのうち南大江公園に坂口王子跡を示す碑がある。
   
朝日神明社跡(坂口王子伝承地) 案内板の説明から
朝日神明社は、天慶年間(九三八〜九四七)に平貞盛が創建したという。天照皇大神と倭比売命を祭神とし、朝日の社名は祭神の天照皇大神にちなむとも、社殿が東面していたためとも考えられる。熊野王子のひとつの坂口王子の伝承地である。当社は坂櫓社とも称されたが、これは源平合戦の際に、源義経と梶原景時が櫓のつけ方について論争したことに由来する。江戸時代の難波二二社巡りのうちの一社である。明治四〇年(一九〇七)三月までこの神崎町に鎮座していたが、現在は此花区春日出中に移座している。旧地には狸坂大明神が鎮座している。