住吉大社 第一本宮
住吉大社は、摂津の国一之宮であり、また和歌の神としても崇敬を集めてきた。神功皇后が新羅遠征から無事に戻れたため、皇后摂政11年(211年)に住吉三神を奉られたという。後に雄略天皇の時代に神功皇后も奉り、合計四神として、本殿四棟が建立されている。本殿四棟は桧皮葺、妻入りの「住吉造り」で、神社建築史上最も古い様式の一つで本殿四棟はすべて国宝に指定されている。本殿などが海に向かっているのは、海上の守護神を意味するものである。定家の『御幸記』では、御経供養・里神楽・相撲などの「法楽」に和歌の披露が行われた事が記されているという。