熊野古道 ツヅラト峠 2004.10.11 晴れ
かつては「伊勢の国」と「紀伊の国」の境だった峠。江戸時代以降は荷坂峠が正式な紀州の玄関口となったが、このツヅラト峠は昭和初期まで生活道として利用されていた。
「ツヅラト」とは「九十九折」のこと。その名の通り、 大内山村 から峠を越えた後の下りはカーブが連続している。
台風22号が過ぎ去った秋晴れの日、母と二人でツヅラト峠に行った。紀伊長島方面志子から登り、志子へ下るコースでいくことにした。国道42号線を南下、紀伊長島からツヅラト峠登り口手前のツヅラト花広場に行く道がわかりにくくて、地元の人に2回たずねてやっと広場についた。
参考までにこの道は42号線を南下し、紀伊長島を過ぎて、赤羽川手前のツヅラト峠案内標識のある信号を右折。しばらく川沿いに行き、ツヅラト峠方面の標識のある三叉路を右にとり、志子川にかかる橋を越え、右折(歩道は橋の手前を右折する)。志子の三叉路を右にとり、家並みの狭い道を行く。つきあたりを左にとり、次の角を右に。そしたら橋を渡らずに手前を左に曲がる。しばらく田んぼの中の道を走り、つきあたりを右にとって又志子川にかかる橋を渡る。橋を渡って左にトイレがあり、ここにも数台の駐車スペースがある。少し行くと左に花広場駐車スペースがある。花広場には充分な駐車場があるが、ここまでの道は少し狭い。
車はここに止め仕度をして歩き始めたのは10時ごろ。広場から10分ほど歩いたところにも12台の駐車スペースがあった。母といっしょなのでなるべく車でいけるところまで行ってと思って調べていったのに、さらに近いところに駐車できるなんて、ちょっと残念。橋を渡り、やま道といせ道に分かれる。やま道の方を行き始めたが、あまり人が通っていないらしく道は草が多いかぶり荒れていそうなので引き返していせ道を行った。林道からすぐ左に折れ、もみじ並木、桜が植えてあるスペースを通りすぎると、志子の登り口にくる。いきなり志子川を石つたいに沢を渡るところがある。張ってあるロープにつかまって石の上を慎重に渡った。もう少し増水していたら危険かも。このところ台風21号、22号とたてつづけに来て、しかも近年まれにみるほどの大雨だったのできっと増水していたのでしょう。少し行くともう一ヶ所ロープを持って志子川を渡るところがある。ここを過ぎるときれいな石畳の古道が続く。でも結構急勾配なので、息がきれる。道はやがてひのき林のつづら折れの急坂になり、杖をついて休みながらゆっくり、ゆっくり。峠の頂上には1時間15分かかった。すぐ上に展望台がある。長島港が眼下に見渡せたが、少しもやがかかっていた。峠でゆっくり休んでもと来た道をもどった。下りは足はがくがくするが、行きよりははるかに楽で50分ぐらいで行けた。広場に着いたのは12時45分頃。
大内山側からは林道が峠のすぐそばまで来ていて、車を林道に止めて峠に来ていた人もいた。

 

熊野古道 ツヅラト峠 2004.10.17 晴れ
先週に引き続き、母と熊野古道に行った。
先週ツヅラト峠に行ったとき、車で峠下まできていた人がいたので、荷坂峠の帰りにツヅラト峠の大内山方面からツヅラト峠まで車で行こうと思ったが、道が悪くて途中で断念し、引き返した。
国道42号線 を梅ケ谷駅 の交差点を西に入り、踏切をわたる。県道桧原大内山線を道なりに行き、ツヅラト峠入口の標識を左折。林道志子谷古割口線に入る。所々道は狭くなっているが、舗装はされている。栃古川を右手に見て桧林のなかを車を進めると、右手に折れる道があり、高野橋を渡るとすぐ駐車スペースが数台ある。古道への道は橋を渡らずまっすぐ行く。しばらく右手に栃子川のきれいな流れをみて進むと、右脇に下る道が古道の入口である。川を渡ると桧林の中の上り坂へと入る。途中までで今日は引き返した。先ほどの右脇にそれる道をそのまま真直ぐ行くとツヅラト峠下まで行く林道らしい。途中まで歩いていったが、遠そうなので引き返した。乗用車では途中から道が悪くなり、車体の底をすりそうなので、お勧めではない。