造幣局 桜の通り抜け   2006.04.14
旧淀川沿いのこのあたりは古くから景勝の地として名高い場所であり、特に春には観桜の名所として知られたところである。秀吉の大坂城築城のころには織田信長の末弟、織田有楽斎が別荘を構えていたこともある。 創業当時の造幣局は現在のOAPあたりまでを含む広大な敷地を有していたが(現在の約二倍)、江戸時代に泉布観の北側にあった藤堂藩の蔵屋敷跡から造幣局の正門周辺の大川沿いに移植した里桜が毎年春になると多種多彩でみごとな花を咲かせていた。明治16年、時の造幣局長だった遠藤謹助が「市民と花見を楽しもう」と花盛りの頃(初回は4月20日から3日間)桜並木を一般に開放したのが桜の通り抜けの始まりである。
今では100種類以上の桜の木があり、桜博物館といったところ。こんなに桜の種類があるなんてここに来て初めて知りました。
撮った桜の花の名前が違っていたら、よろしければこちらまでメールでお知らせください。
高台寺