三重県津市三杉町三多気  2006.4.22
棚田に映し出された三多気の桜。多くのカメラマンが陣取っていました。なるほど絵になる光景です。
  
三多気の桜の由来
名勝三多気の桜は、三多気蔵王権現(金峰山、真幅院)の御神木として参道に植えられたのが始めで約1080年の歴史があります。
北畠氏が伊勢国司になるに及び、三多気権現をその祈願所として保護したので最盛期には、桜は国司の館(現在の北畠神社)まで延々八粁連なっていたと伝えられています。
天正年間 国司滅亡の後は次第に減少し、地元1.5軒の沿道のみとなりました。
昭和17年 名勝に指定された時の調査では、山桜の古木約二千本とありますが、その後かなり減少し現在吉野山につぐ国指定の山桜の名勝となっております。